クロイワザサ
旧熱帯に広域分布し,砂浜に生育する驚きの海流散布型グラス.
ボート型の総苞葉と巨大な果実が他と一線を画す.
和名のクロイワは沖縄で研究していた博物学者の黒岩恒からきている.
属名 Thuarea は,マダガスカル,モーリシャスなどの自国の植民地であった海洋島で固有種を採取しまくった心底羨ましいフランスの植物学者, Louis-Marie Aubert du Petit-Thouars (1758–1831) に因んだもの.
Thuarea は2種しかおらず,もう1種はマダガスカルの (案の定) 固有種らしい.
(Flora of China)
10.Sep.2015 西表島