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Nepeta subsessilis ミソガワソウ

Nepeta subsessilis
ミソガワソウ

Nepeta は大きめの属だが,日本ではミソガワソウ1種が知られるのみ.

中部山岳の高茎草原では普通に見られる.

28. Aug. 2012 北岳

Teucrium japonicum ニガクサ

Teucrium japonicum
ニガクサ

日当たりのよいところが好き.
伐開地で群生していることもしばしば.

この仲間はシソ科のくせに上唇がやたら深く切れ込むため,花冠構造が把握しづらい.

30. Jul. 2017 茨城県

Lycopus uniflorus エゾシロネ

Lycopus uniflorus
エゾシロネ

コシロネに比較的似ているが,萼片が丸っこい.

極東アジアから北アメリカまでの涼しい地域に分布.
イモを形成する.

24. Aug. 2012 那須

Scutellaria pekinensis var. transitra ヤマタツナミソウ

Scutellaria pekinensis var. transitra
ヤマタツナミソウ

形態的にはミヤマナミキに近いタイプか.

鋸歯も他の種類に比べて鋭い.

1. Jul. 2012 奥多摩

Lamium album var. barbatum オドリコソウ

Lamium album var. barbatum
オドリコソウ

種としてはユーラシア大陸全域に分布.
国内のものは極東地域の変種という位置づけ.

ヒメオドリコソウの侵入により減少している,という人もいるが,ハビタットが違うので,因果関係はないように思う.

いずれにしても非常に美しい植物.

10. Jul. 2012 尾瀬

Ajuga yesoensis var. tsukubana ツクバキンモンソウ

Ajuga yesoensis var. tsukubana
ツクバキンモンソウ

日当たりのよい薪炭林林床に多い,垢ぬけないデザインの Ajuga.

咲いている所では群生しているので,無性生殖か自殖か何かで増えているように見える.

21. Apr. 2012 筑波山

Isodon umbrosus var. hakusanensis
ハクサンカメバヒキオコシ

Isodon umbrosus var. hakusanensis
ハクサンカメバヒキオコシ

派手な切れ込みの Isodon.

なんだこの無駄な切れ込みは…と思ったら,なんとオトシブミに対する防衛機能があるという.
植物の多様化には,昆虫が一役も二役も,三役もかっているということか,と改めて.

22. Aug. 2011 北アルプス

Lycopus maackianus ヒメシロネ

Lycopus maackianus
ヒメシロネ

畔や水路沿いなど,湿ったところが好き.
シャープなデザインでかっこいい.

種小名はロシア人の博物学者, Richard Maack (1825–1886) に因む.

24. Jul. 2011 那須

Isodon umbrosus var. latifolius コウシンヤマハッカ

Isodon umbrosus var. latifolius
コウシンヤマハッカ

カメバヒキオコシの葉が切れ込まない変種.

いびつに切れ込むほうが普通に分布してるなんて,彼らに何があったんだろう.

28. Aug. 2012 北岳

Agastache rugosa カワミドリ

Agastache rugosa
カワミドリ

涼しい地域の林縁で見ることが多い.
シカのせいで増えている感がある.

大陸にも分布.
個人的には好きな植物だが,どうも存在感が薄い.

25. Aug. 2012 尾瀬

Meehania urticifolia ラショウモンカズラ

Meehania urticifolia
ラショウモンカズラ

落葉樹林下に生育.
分布は広く,見る機会も多い.

大きな紫色の花は美しく,かなり見応えがある.

7.Jul.2015  雨飾山

Clinopodium coreanum ssp. stoloniferum オオクルマバナ

Clinopodium coreanum ssp. stoloniferum
オオクルマバナ

日本海側に分布するクルマバナの亜種.
基本種に比べ花色が濃く,かなり派手.
C. macranthum(ミヤマクルマバナ)かと思っていたが,それにするとやや花が小さい.

長野のブナ林下は絶好の植物観察スポットである. 特にこの時期は気候も良く,散歩にはもってこい.

29.Jun.2015  長野県

Scutellaria dependens ヒメナミキ

Scutellaria dependens
ヒメナミキ

一味違う Scutellaria.
湿性草地に生育し,他の植物に depend しながらひょろひょろと丈が高くなる.

丈の高い植物に囲まれるなか,ひっそりと開花している渋い脇役である.

8.Jul.2016  長野県

Leucosceptrum stellipilum var. radicans オオマルバノテンニンソウ

Leucosceptrum stellipilum var. radicans (Lamiaceae)
オオマルバノテンニンソウ

ミカエリソウの変種.葉がやや大きくて幅が広いらしいが,違いは微妙.分けなくて良いような気もする.

阿蘇ではスギ植林地下にハガクレツリフネソウなんかと一緒に群生している.

写真は丁度セイヨウミツバチが訪花しているところ.

25.Sep.2016  阿蘇

Hyptis brevipes ナントウイガニガクサ

Hyptis brevipes (Lamiaceae)
ナントウイガニガクサ

北アメリカ原産で,世界の熱帯域に帰化している.日本にも帰化しているが,範囲はよく分からない(植物誌によると石垣島に記録あり).

1年草だが,よい環境であれば多年草のような振る舞いをするようだ.
シソ科ながら小堅果をつけるエキゾッチックなクレードに属す.

(Flora of China)
12.Sep.2016 石垣島