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Aster microcephalus var. littoricola ハマコンギク

Aster microcephalus var. littoricola
ハマコンギク

ノコンギクの海岸型変種.
伊豆諸島を中心に分布.

何があったのか,舌状花が白っぽいものが多い.

21.Aug.2015  八丈島

Aster tataricus シオン

Aster tataricus
シオン

ロシアにも分布する大型のAster.

箒状に花を咲かせて壮大.
開花している姿はまさに壮観である.

湿性の草地に生育し,個体数は多くはない. ハビタットの消失と共に激減したらしい. かつては一面に咲いていたとか,いないとか. その頃の光景を見てみたかった.

24.Sep.2016  阿蘇

Aster robustus オオユウガギク

Aster robustus 
オオユウガギク

西日本に分布. 関東でいうユウガギクのニッチに出現し,個体数も多い.
同じく西日本で個体数の多いヨメナに酷似. 一応冠毛に長毛と短毛が混ざることが違いであるが,形態は連続的.
また同所的に出現するノコンギクは冠毛が遥かに長いため,本種と区別できる.

24.Sep.2016  阿蘇

Aster hispidus ヤマジノギク

Aster hispidus
ヤマジノギク

西日本の乾燥した二次草地や岩礫地に生育.

茎上部でよく分岐し,先端にバラバラと花をつけるため,丈の高いススキの中に埋もれていてもよく目立つ.

茎葉は全縁ヘラ型.
国内産の個体はふつう異冠毛であるが変異が多く,安定していない形質だ,ということである.

22.Sep.2016 阿蘇

Aster maackii ヒゴシオン

Aster maackii
ヒゴシオン

湿性草地に生育する洗練された美しい Aster.

ロシア東部や朝鮮半島にも自生するが,日本ではごく稀.
このような種が生き残れた場所と生き残れなかった場所では何が異なるのだろうか?

27.Sep.2016  大分県

Turczaninowia fastigiata ヒメシオン

Turczaninowia fastigiata
Synonym : Aster fastigiatus
ヒメシオン

湿性の二次草地に見られるAsterで,ロシアとモンゴルが分布の本場.
最新のDNAによる分類の結果,大所帯だったAsterが細分化され,本種も聞いたことがない属に分類されていた.まぁ,無理に細かくする意味もよく分からないのだが.

帰化種のヒメジョオンと和名が紛らわしいが,本種は滅多に見ることが出来ない.
もし本種が生育している草地を見つけたら,そこはα多様性のホットスポットに違いない.

(Useful Temperate Plants)
24.Sep.2016 阿蘇